@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:00001810, author = {西野, 秀昭}, journal = {福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編 = Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part VI, Research for teaching practice}, month = {2019-03-10, 2020-09-28}, note = {小学校6年生理科「だ液のはたらき」で,デンプンの消化の指標として用いられるヨウ素デンプン反応は,だ液中 の熱安定性の,主に低分子物質によって阻害されることが知られている。従って,だ液をかけたデンプンでのヨウ素 デンプン反応の消失が,デンプンの加水分解によるのか,単にヨウ素デンプン反応が阻害されているのか,実験結果 を科学的に正しく評価することができない。そこで,ヨウ素デンプン反応を用いずに,デンプンの消化を,ドロドロ 状態からサラサラ状態への変化,すなわち手応えの変化と肉眼での観察結果から結論を導く実験方法が提案されてい る。この方法を,デンプン消化実験を小学校から高校までの間に既に経験している高校生を対象に,理解度を逐一 チェックしながら,高校生を主体として対話的に実験を行ってもらう事を通じて,この実験方法によるデンプン消化 の仕組み理解を深めることができるか,効果を検証した。実験が進むにつれて仕組み理解度が低下する傾向が見られ たが,絡まったスパゲッティをハサミで切ると混ぜやすくなる概念との一致からデンプンが断片化する事への理解が 急速に高まった。この実験方法,デンプンがドロドロからサラサラに変化することの観察は,小学校の先生方にも一 定の評価が得られた事から,実験の適切な科学性を保ちながら,理科の目標である,児童に科学的な見方や考え方を 養うことに繋がるものと考えられた。, 福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編}, pages = {1--6}, title = {小学校6 年生理科「だ液のはたらき」においてヨウ素デンプン反応を用いず手応えと状態変化の観察のみによるデンプン消化実験の提案と評価}, volume = {68}, year = {} }