@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:02000134, author = {堤, 貴洋 and 西野, 秀昭 and NISHINO, Hideaki}, issue = {73}, journal = {福岡教育大学紀要. 第六分冊, 教育実践研究編, Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part VI, Research for teaching practice}, month = {Mar}, note = {本研究で中等教育の生徒に涵養したい「柔軟な思考」とは,「理解していること・できることをどう使うかという未知の状況にも対応できる思考力・判断力」,と定義する。新学習指導要領の解説等の中で述べられている,「予測困難な社会の変化に主体的に関わり,感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え,自らの可能性を発揮し,よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力」,即ち「生きる力」,は「柔軟な思考」の涵養によって生徒は身に付けることができるのではないか,と本研究では考えている。その「柔軟な思考」力を育む為の授業実践では,実験方法を,これまでのような文字情報では無く,「視覚情報(ビジュアル)」で提示し,「身の回りのもの」や「身近なもの」を転用・活用して,本来は複雑で高価な実験装置等が必要な「水の電気分解」を行いうることを生徒が体験し,生成した気体をシャボン玉に包んで取り出し,その気体が水素であることをスプーン上での燃焼実験で確認させた。すると過去の経験との繋がりに気がついた生徒は,これまでに見られなかった意外な発言をすると共に,主体的に実験に関わろうとする姿が見られ,また実験結果を明確に得るための工夫にも取り組んでいた。これは,本授業実践で用いた観察・実験の導入方法や身近なもの等を使った観察・実験の手法が,本研究の副題にもある「柔軟な思考」を育む教育として有効であることが示されたものと考える。本研究の成果として,理解していること・できることをどう使うかという未知の状況にも対応できる思考力・判断力を生徒に育む一助になったものと考えられる。}, pages = {129--135}, title = {中等教育・理科授業での観察・実験における視覚情報提示と身近な物の活用の効果に関する研究 : 課題解決のための「柔軟な思考」を育む手法の探索を通じて}, year = {2024}, yomi = {ツツミ, タカヒロ and TSUTSUMI, Takahiro and ニシノ, ヒデアキ} }