@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:00002240, author = {黒木, 貴一 and 杉村, 伸二}, journal = {福岡教育大学紀要. 第二分冊, 社会科編, Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part II, Social sciences}, month = {2021-03-10, 2021-03-31}, note = {筑後川下流域の神社の奉納物を中心に,ローカル地域の現状を確認する手法を検討した。神社空間はこれまで,神門,猿田彦神や国威発揚の石碑などの奉納にあるように,仏教,地域信仰や国策等の影響を受けつつ長期に景観変化を続けてきた。その結果,神社は比較的安全な場所に立地することが多くなり,奉納物の属性,材質,奉納年から見て時空間的な偏在性が生まれた。しかし第二次世界大戦以降は,その変化要因が減失したため,奉納物の管理に止まらず更新も難しくなったことで風化が進行し,奉納物数の減少や奉納物材の変化が現れている。この結果,奉納物の更新要因として,かえって自然災害の割合が増した。これは文書記録が残りにくい自然災害の範囲を推定する災害情報源として奉納物の有用性が高まったことを意味する。さらに神社空間は,信仰機能に加え,公民館や公園機能が付加し始めたことも確認した。まとめると奉納物の属性及び時空間的な地理情報解析では,神社の現状に止まらず,空間を維持させるための人々の努力や工夫,すなわち持続可能性を確認することができる。}, pages = {1--10}, title = {筑後川下流域の神社奉納物によるローカル地域の見方}, volume = {70}, year = {} }