@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:00002262, author = {大平, 壇 and OHIRA, Dan and 一木, 薫 and ICHIKI, Kaoru and 有馬, 碧衣 and ARIMA, Aoi and 加藤, 真奈 and KATO, Mana and 根津, 圭佑 and NEZU, Keisuke}, issue = {70}, journal = {福岡教育大学紀要. 第四分冊, 教職科編, Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part IV, Education and psychology}, month = {Mar}, note = {本研究は,全国の肢体不自由単独の特別支援学校の重複障害学級に在籍する児童生徒とその担当教員を対象に,主として健康面に対する自立活動の指導における困難について検討することを目的とした。855 の事例について,回答者である教員の特別支援学校での経験年数と,児童生徒の教育課程,疾患,授業時数について基本情報を得た。これらの事例において,健康面の実態16 項目について該当する割合に差が認められ,体温調節の困難,排泄における意思表示の困難,便秘の項目は先行研究と一致して有意に高かった。しかしながら,自立活動の指導の有無をみると,実態として認められやすいからといって指導対象となりやすいとはいえず,また,全体的に指導の割合は高いとはいえなかった。そこで指導計画上の段階に対応させた「指導していない理由」をみると,「指導するよりも配慮で対応したほうが適しているため」,「発達段階・疾患特性からみて課題とするには難しすぎるため」が多く,次いで「自立活動の指導の対象として認識していなかったため」が認められた。しかしながら,回答内容を詳細に分析すると,前2 者も後者のように指導対象として認識されていないことに帰され得る場合があると示唆された。さらに,同じ実態等の内容でも異なる段階の理由が選択されていることからも,基本的に教員の認識に大きく依存することが示された。また,逆に指導しているとしていても,先行研究で指摘されたように「配慮」や「対応」を「指導」と捉えていることもあると示唆された。さらには,そもそも実態の有無についても教員の認識が影響していることも示唆された。今後,「健康の保持」の指導が行われにくい原因についてさらに検討し,構造的に明らかにしていく必要がある。}, pages = {131--150}, title = {肢体不自由特別支援学校の重複障害学級に在籍する児童生徒に 対する自立活動「健康の保持」の指導における困難に関する調査}, year = {2021}, yomi = {オオヒラ, ダン and イチキ, カオル and アリマ, アオイ and カトウ, マナ and ネズ, ケイスケ} }