@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:00002561, author = {西野, 秀昭 and NISHINO, Hideaki and 上園, 拓海 and KAMIZONO, Takumi}, issue = {72}, journal = {福岡教育大学紀要. 第三分冊, 数学・理科・技術科編, Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part III, Mathematics, natural sciences and technology}, month = {Mar}, note = {本研究は,小学校5 年生理科「植物の実や種子のでき方」において,観察・実験の結果を確実に得るための,温暖な地域でのアサガオの栽培開始月や栽培場所の選択,栽培で背丈を低い状態で保つための,アサガオのツルなどの「摘芯」による「行灯仕立て」の方法の具体化,及びその作業量を「見える化」するために「摘芯」などに必要な時間を計測し,この単元で難教材とされているアサガオを生物教材として採用するか否か,教師が判断できるように,根拠に基づいた情報を提供することを目的としている。その結果,9 月に得られたつぼみや花の数から,アサガオを生物教材として採用するのであれば,栽培開始月の5 月6 月を含め7 月まで検討したところ,6 月栽培開始が最も適していると考えられた。また,栽培場所は,室外での栽培では台風接近時のアサガオの移動の手間や,昆虫による実の食害など困難が伴うことから,室内南側の日当たりが良い場所での栽培を行った。その結果,風雨による被害も移動の手間も無く,また昆虫による実の食害も見られなかった。また,児童が落ち着いて椅子に座ってアサガオのつぼみに切れ目を入れ,おしべを取り除くことができるように「行灯仕立て」を行うに当たって,その作業量を時間数として測定したところ,夏休み期間中は除いて,学校生活の中では無理なく「行灯仕立て」が可能であろうと考えられた。一方で,つぼみや花の数が最も多かったのは夏休み中の8 月であり,つぼみや花が必要な9 月にはそれらの数が 大きく減少し,観察・実験に用いる困難が予想された。また,ツルを巻かず,茎が枝垂れるタイプのアサガオである「つばめ朝顔」の利用価値も検討した。最後に,アサガオ以外の生物教材の利用価値についても,先行研究に言及しながら,改めて考察を行った。}, pages = {69--75}, title = {小学校5 年生理科の単元「植物の実や種子のでき方」における 生物教材の改善に関する研究 ~室内南側栽培かつ行灯仕立てアサガオの栽培方法具体化及び 教科書の観察・実験への適用における考察~}, year = {2023}, yomi = {ニシノ, ヒデアキ and カミゾノ, タクミ} }