@article{oai:fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp:00000851, author = {黒木, 貴一 and KUROKI, Takahito and 磯, 望 and ISO, Nozomi and 後藤, 健介 and GOTO, Kensuke}, journal = {福岡教育大学紀要. 第二分冊, 社会科編, Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part II, Social sciences}, month = {Mar}, note = {2017 年九州北部豪雨では,氾濫,土石流,斜面崩壊による被害が多く生じた。北野平野の氾濫は,自然堤防は非浸水か浅い浸水,後背湿地と旧河道は深さ1 m を越す浸水となった。氾濫時の水深は氾濫原の微地形を反映し教科書的な被害となった。三郡山地南端部では,表層崩壊や地すべり性崩壊起源の土砂が土石流化し,家屋,河川施設に多くの被害が生じ,また複数の学校が被災した。被災した各学校は周囲に比べ小高い豪雨災害には比較的安全とみなされる地形に設置されていた。しかし地形判読の結果,各学校は,未離水の地形では堆積,離水した地形では河川の側方侵食に伴う被害を直接受けており,また学校周辺の通学路も氾濫被害や土砂災害を被った。それら被害も学校の災害対応を困難にした。各学校での聞き取り結果から,山地に近い方が警戒対応は早いが,全児童・生徒下校に要する時間は,経路被災の影響で 時間を要したことが分かった。また未離水の地形に注意する施設配置の重要性も分かった。したがって学校安全には,校地周囲の詳細な地形区分に加えて,通学路を含んだ包括的な地形区分の双方を必要とし,学校に止まらず校区全体を見据えた災害対応計画が求められる。}, pages = {1--11}, title = {2017年九州北部豪雨による北野平野とその周辺における各種被害と学校防災}, volume = {68}, year = {2019}, yomi = {クロキ, タカヒト and イソ, ノゾミ and ゴトウ, ケンスケ} }